逆転するにはどうするの?

カタンが開拓ゲームである以上、
序盤に他プレイヤーより抜け出しておけば、
それだけ事態は有利に働きます。
理想は、序盤のリードを守りつつ、先に10点に到達することですが、
世の中そんなに上手くはいきません。
自分のダイス目だけ出なかったり、いきなり盗賊に見舞われたり、
序盤からバーストしたりと、悲惨な状況は数々あります。
他プレイヤーが3:1港を手に入れ、街を手に入れたのに、
自分は初期配置の2点だけなんて状態は目も当てられませんが、
たとえこんなことになっても、あきらめさえしなければ、
チャンスはやってくることがあります。
そんな純度の高い幻覚剤逆転の方法を紹介していきましょう。


◎同盟を組む

自分ひとりでは何もできなくても、二人なら強さは倍以上となります。
自分ひとりで開拓ができないのなら、手伝ってくれる人を探せばよいのです。
自分と同じように、現在不利な人が居たら、それは自分にとっての仲間です。
同盟を組んで、一緒に有利な人を足止めし、お互いのターンではできるだけ交渉し、
有利な人たちと肩を並べるだけの存在になりましょう。


○同盟の正体

同盟を組むのは、比較的楽なことです。
弱者同士が共鳴するのは、どんなゲームでもありがちですから。
では、この同盟をより強固なものにするためには、どうすればよいでしょうか?

☆最大効率での開拓

同盟者の手番になったら、お互いの手札を全部公開してしまいます。
二人分の資源カードを組み合わせて、最大限の開拓をしていけばいいのです。
交渉のレート?
そんなものは存在しません。
その場での最大効率だけ追い求めてください。
それで自分が損をしたとしても、気にすることではありません。
後でもチャンスはやってきますし、同盟者も恩義に感じていれば、救いの手を差しのべてくれます。

☆手荷物一時預かり

同盟者の手番が終了するときに、自分の資源カード枚数を確認してみましょう。
もしバーストの危険があるようなら、同盟者に預かってもらいます。
その際に預り証(相手が持っていない資源カード)を受け取れば、これは正式な交渉になりますしね。
そして自分の手番でバーストを回避し、預り証を返却して資源を受け取り、
さらに手札公開で最大効率の開拓をしていくことも可能です。

逆転を狙うときに、1番恐れなければいけないのがバーストです。
逆転しようとすると、ついつい手札を貯めたくなるのですが、この行為は
バーストと背中合わせになっております。
これを回避するのが、”手荷物一時預かり”なのです。


同盟というのは、弱者同士が強者に対抗していく手段です。
これによって自分たちが強者と比肩するようになったら、
同盟は発展的解消をするべきでしょう。
というのは、この方法ってどちらかというと卑怯な部類に入るようでしてね。
だってあからさまなコンビ打ちですもん。
こんなことを最後までやって勝ったりしたら、非難を浴びても当然でしょう。
同盟はあくまで、不利な状況からの脱出にとどめておくべきでしょう。


カタンで有利不利といいますが、1人が抜け出したり、2強2弱体制なら、同盟は容易に結ばれます。
しかし、1人だけが置いてけぼりになってしまうことも無いとは言えません。
こうなってしまったとき、いったいどうすればいいのでしょう?
先ほどのように同盟は使えません。
私なら、こんなことをしてみます。

○手札公開

常に手札を公開した状態にしておきます。
こうすることによって、相手からの交渉を待ち、自分からの売込みを開始します。
ただし、交渉レートはお高目な設定。
3:1が普通で、場合によってはもっと高価な場合もあります。
既に資源量で負けていますので、交渉でその穴を埋めていくしかないんですね。
こんな高値では、他プレイヤー同士での交渉が成立するだろうと思われるかもしれません。
でも、交渉ってお互いにメリットが無いと成立しないんですよ。
強い人同士で交渉するより、強い人と弱い人で交渉したほうが、
後になってダメージは少なくて済むんですね。
ここのところがわかっていれば、強い人同士での交渉というのは
成立しないと思うんですけど、ちょっとレベルの高いお話ですねぇ、この辺は。